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通夜や葬儀でのあいさつ

遺族のあいさつには、本来決まった形式はありません。
大切なのは、参列してくれた人や協力してくれた人への感謝の気持ち、また自分のなかにある故人への想いを、きちんと伝えることです。
本来、通夜に喪主のあいさつはありませんでしたが、いまは通夜が告別式化し、弔問客が多く集まる傾向にあるので、あいさつすることも多くなっています。
葬儀の日は、告別式の最後か出棺前に、会葬者の前で喪主があいさつします。
また、葬儀後の法要の席では、招待者の喪主があいさつするのが通例です。

喪主のあいさつのポイント

悲しみのただ中にある遺族にとって、参列者の前で慣れないあいさつをするプレッシャーはたいへんなものです。
ですから、短くてかまいません。
また、じょうずに話そう、りっぱな表現を使おうなどと思う必要もありません。
参列者への感謝と、故人への想いを、だれが聞いてもわかる言葉づかいで、素直に語るのかよいでしょう。
内容の目安としては、①参列へのお礼、②生前お世話になったお礼、③故人の思い出、④差し障りがなければ故人の最期の様子、⑤これからの決意、支援のお願いなど、です。

あいさつの基本

葬儀でのあいさつは、準備の時間を十分にとることができません。
ふだん、あいさつをし慣れている人でも、葬儀という非常事態ではなかなかうまくいかないものです。
そこで、あいさつのポイントをいくつかあげておきましょう。
①話したいことを整理する
②長すぎないように
③原稿を書いてみる
④前置きはなくてよい
⑤話の中心はひとつに絞る
⑥聞いてわかりやすい表現を使う
⑦ゆっくりと話しかけるように

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通夜でのあいさつ

通夜の弔問返礼あいさつ例〈故人の息子〉

参列のお礼

本日はお忙しいなか、ご弔問いただきありがとうございました。
お集まりいただいた皆様に、このように温かく送っていただいて、父もさぞ喜んでいることと思います。

故人の最期の様子

父はかねてより病気療養中でございましたが、手当てのかいなく、昨晩9時20分永眠いたしました。
87歳でした。
長い患いではございましたが、眠るように穏やかな最期でございました。
大往生と申してよろしいのでしょうが、母のためには、もう少し生きてほしかったというのが、私ども家族の気持ちでございます。

生前のお世話へのお礼

入院中は、温かいお励ましやお見舞いをありがとうございました。
母に代わりまして、心より御礼申し上げます。

通夜振る舞いへの案内

別室にささやかながら供養の席を用意いたしました。
父を偲んで、思い出話などお聞かせいただけたらと願っております。

葬儀の案内とお礼

本日はまことにありがとうございました。
なお、葬儀・告別式は、明日午前11時よりとり行わせていただきます。
※弔問へのお礼を述べた後、通夜振る舞いへの案内をします。ただし、通夜後の会食を家族だけでする場合は、案内はしません。

通夜振る舞いでの閉会のあいさつ例〈故人の息子〉

閉会を告げる

本日は遅くまでありがとうございました。
もっとお話を伺わせていただきたいのですが、時間が限られておりますので、このへんでお開きにさせていただきたく存じます。

葬儀の案内とお礼

なお、明日午前11時から葬儀・告別式をとり行わせていただきます。
本日はまことにありがとうございました。
※終わりのあいさつはとくにしないことも多いのですが、あいさつをすることで弔問客が解散できるきっかけになります。最後に、翌日の葬儀の時間や場所を伝えます。

葬儀・告別式でのあいさつ

出棺前の喪主のあいさつ例〈故人の妻〉

参列のお礼

本日はお暑いなか、夫○○のためにご会葬いただきありがとうございました。

故人の思い出

私どもは結婚して35年になります。
若いころはそれなりの苦労もございましたが、3人の子どもたちも成長し、孫にも恵まれて、思えば幸せな年月でございました。
夫は65歳で、決して長い人生とは申せませんが、仕事を全うし、家庭を愛し、皆様に支えられて、充実した人生であったと信じております。

感謝の言葉

夫は明るく、にぎやかなことが好きな人でしたから、こんなにも大勢の皆様にお見送りいただいて、どんなに喜んでいることでしょうか。
本日はほんとうにありがとうございました。

出棺前の喪主のあいさつ例〈故人の息子〉

参列のお礼

本日はお忙しいなか、母○○の葬儀にご参列賜りありがとうございました。

故人の最期の様子

母は、病院の先生方の温かいご配慮により、最後の1週間だけ自宅に戻ることができました。
自宅では、自分の育てた庭の花を見ながら、心から安らいで過ごしておりました。
そして静かに、永遠の眠りにつきました。
母らしい最期だったと思っております。

感謝の言葉

母の人生を支えてくださいました皆様に、こうして最後のお見送りまでいただき、感謝申し上げます。

支援のお願いとお礼

残された私どもに対しましても、今後とも変わりないご指導とご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。
本日はまことにありがとうございました。
※告別式ではとくにあいさつせす、出棺前にお見送りの人を含めて、全員の前であいさつするのが一般的です。
 最後に、これからの決意や今後の支援をお願いする言葉を述べるのもよいでしょう。

葬儀・告別式でのあいさつ

出棺前の喪主のあいさつ例〈故人の息子〉

参列のお礼

本日は、お寒い折にもかかわらず、ご会葬いただき、厚く御礼申し上げます。
このように大勢の方々にお見送りいただき、さぞかし故人も喜んでいることと存じます。

故人の思い出

父は、私ども子どもが何を言っても笑ってうなずいているような人でしたが、他人の悪口を言おうものなら大声で怒ったものです。
いまもそのときの怒った様子が目に浮かびます。

支援のお願いとお礼

私どもは、未熟ではありますが、故人の教えを守り、精進していく所存です。
皆様方には、今後とも故人と同様ご指導いただけますことをお願い申し上げます。
本日はありがとうございました。

出棺前の親族代表のあいさつ例〈故人の弟〉

参列のお礼

本日は○○○○の葬儀・告別式に多数ご列席を賜り、最後のお見送りまでいただきまして、まことにありがとうございます。

自己紹介

私は故人の弟の○○でございます。
喪主が年少でございますので、喪主に代わりまして、御礼のごあいさつを申し上げます。

故人の思い出

兄はがんのために50歳の人生を終えました。
本人も心残りだったろうと思いますが、皆様に伺いますと、仕事も充実し、家族を愛し、友人に恵まれ、趣味もいろいろ楽しんでおりましたようで、短くても一生懸命歩んだ人生だったと思います。

支援のお願いとお礼

残された家族、とくに子どもたちは、まだまだ皆様のお支えを必要とする年齢です。
どうぞ今後とも遺族をお励まし・ご支援いただきたくお願い申し上げます。
本日はありがとうございました。
※喪主が若年であったり、ショックが強く、とてもあいさつできない状況のときは、親族代表が代わってあいさつすることがあります。

葬儀後の会食でのあいさつ

始めのあいさつ例〈故人の息子〉

お手伝いへのお礼

皆様、本日はありがとうございました。
おかげさまで父○○○○の葬儀・告別式を、滞りなくすませることができました。
ひとえに皆様方のお力添えの賜物と、心から御礼申し上げます。

ねぎらいと感謝の言葉

ささやかではございますが、感謝のしるしといたしまして、お食事をご用意いたしました。
どうぞおくつろぎいただき、故人の思い出などお聞かせ願いながら、ごゆっくりとお過ごしいただけたらと思っております。
本日はどうもありがとうございました。
※一般的には喪主が開会、閉会のあいさつをします。
葬儀が無事に終了したことへのお礼を述べ、ゆっくりとくつろいでもらえるよう伝えます。
手伝ってくださった方をねぎらうお礼の席なので、喪主や遺族は末席に座ります。

終わりのあいさつ例〈故人の妻〉

参列のお礼

本日はお忙しいなかを、お時間をちょうだいし、まことにありがとうございました。

感謝の言葉

皆様からのお慰めのお言葉、お励ましのお言葉に、家族一同力づけられる思いがいたしました。

不行き届きをわびる

皆様、さぞお疲れのことと存じます。
十分なおもてなしもできず、申しわけございません。

閉会を告げる

このへんでお開きとさせていただきたいと存じます。
本日はどうもありがとうございました。
※閉会のあいさつは省略することもできます。その場合、簡潔にお礼を述べて、お開きにすることを伝えます。

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